【必見】ベイトフィッシュの見つけ方

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ルアーフィッシングにおいて、ベイトフィッシュを見つけれるかで釣果に大きく差が出ます。私たちが使っているルアーは、ベイトフィッシュに似せて作られているので、見つけることができれば釣果はグンと上がることでしょう。
 しかし、ベイトフィッシュが目視で確認できない場合、予想して判断するしかありません。難易度が高いですが、ご紹介していきます。

 

目次

 

ベイトフィッシュ

ベイトフィッシュとは、餌となる小魚のことで、カタクチイワシやシラウオなどの小魚にあたります。

シーバスは、サッパやコノシロ、ヒイラギなどで、アジやメバルが捕食する魚よりは少し大きめになります。そして、共通している点はこれらがすべて住む場所が同じで食物連鎖の関係にあるということ

プランクトン←カタクチイワシ・シラウオなど←アジ・メバルやコノシロ・ヒイラギ←シーバス

大体、上記のように連なっています。
 

プランクトン

プランクトンとは、水中を漂って生活する浮遊生物のことです。食物連鎖の最下層にいるため、プランクトンがいるところに魚は集まってきます。エビやカニの幼少期や大きいクラゲまで、水中に漂っている生物はこれに当てはまります。
 

植物プランクトン

プランクトンには大きく別けて2種類います。植物プランクトンと動物プランクトンです。植物プランクトンは、非常に小さく裸眼で個体を確認することは不可能です。しかし、植物プランクトンはその名の通り、植物のように光合成を行うことができます。植物は地球上の酸素を維持するという重要な役割を担っていますが、植物プランクトンは、植物全体の酸素生産量の半分を担っています。さらに、食物連鎖の基礎になっているということで、とても大きな役割を果たしています。理科の授業で出てきたミドリムシが有名ですね。
光合成には光が必要なので、光に集まるという習性があります。
 

動物プランクトン

植物プランクトンとは違い光合成を行わず、他の動物プランクトンや植物プランクトンバクテリアなどを捕食して生活しているプランクトンです。
基本的に、植物プランクトンを捕食する生活をしているので、それらを狙いに光に集まる習性があります。
 

ベイトフィッシュの探す手段

常夜灯を探す

常夜灯とは、 一晩中つけておく明かりのことで、防波堤にも設置されています。
上述したとおり、プランクトンは光に集まる性質(これを正の方向性と呼ぶ)があるので、それらを狙いに魚たちも常夜灯の光に集まってきます。
ナイトゲームに限りますが、常夜灯の下ならアジングやメバリングには最適です。
ナイトゲームでは、常夜灯があるので初心者の方でもすぐ釣果が上がりやすいですが、あたりは真っ暗なので非常に注意して釣りましょう。また、月が明るい満月などの場合は、プランクトン達が分散してしまい、魚達も常夜灯に集まりにくくなりますので、頭に入れておきましょう。
デイゲームは、ナイトゲームと違い日が照っている時間帯に釣りますので、プランクトンの習性を利用することはできません。その場合は、目視でベイトフィッシュを確認する必要があります。
 

ベイトフィッシュの群れを探す

カタクチイワシなどのベイトフィッシュは群れで行動していることが多いです。群れで行動すると単独で行動するよりも、生存確率を上げることができるからだと考えられています。 
日中に高いところから水面を見渡すと、移動する黒い塊を見つけることができます。海藻や岩と間違いやすいですが、じっと見ていると、動いているのが分かりますので見分けることができます。
 

ナブラを見つける

ナブラとは、フィッシュイーターたちがベイトフィッシュを追いかけ回して、行き場を失ったベイトフィッシュが水面で「バシャバシャ」となることです。
 ナブラが起きている場所には、大型魚がいますので、そこにルアー投げてやると良いでしょう。
 

潮目を見つける

潮目とは、潮の境目です。海流のスピードの違いや、温度・水質の違いなどで、海水同士がぶつかり合い、潮目が出来ます。潮目は、海流が激しくぶつかり合うので、水中の酸素濃度が上がり、プランクトンがや魚が集まりやすくなります。
潮目は見つけたと思えばすぐ消えたり、移動したりと潮の流れを読むのはとても難しいです。漁師さんが網を仕掛ける場所は、潮目を先読みして仕掛けるそうです。
海で釣る際は、白波が立ってるとか波紋がでているなど、他とは違った水面の変化を感じ取り、常に意識してみましょう。ただ、やみくもにキャスティングするだけの釣りより、更にレベルを上げた釣りになるでしょう。
 

鳥が集まっている場所を見つける

デイゲームでは、これが比較的簡単だと思います。

水面に向かって、捕食行動をしているのを確認できればそこに魚がいるのは間違いないでしょう。ただし、たくさん集まっていても捕食行動が見られず、岩の上でとまっていたり水面でじっとしているなら休憩しているだけなので、じっくり観察して狩りなのか休憩なのか判断しましょう。
 

さいごに・・・

ヒラマサなどの大型の青物は、アジがベイトフィッシュになったりします。ターゲットとする魚は何を食べるのかを考えて、ベイトフィッシュを探すと良いかと思います。
上記の他にもベイトフィッシュの探し方はあります。自分なりの予測をしてみるのも楽しいですよ。